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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【5月17日】~2対6の比率~

2024年5月17日

2対6の比率と言う法則について話したいと思います。

例えばある企業の社員を分類すると、優秀な人が2割、そうでない人が2割、後の6割は普通、と言った具合なのだそうです。

多くの組織に当てはまる法則なのだそうで、お祭りで神輿を担ぐのも、必死に担ぐのが2割、ぶら下がっているのが2割などと言われていますが、逆に普通の割合が減って集団が2極化し、5割と5割になるとむしろ不安定になるとのこと。

なるほど、そうなると神輿は倒れてしまうのだとか。

要するに普通の6割が塊で存在すること自体に意味があるみたいです。

上は余談。

6割と言う数字で気になるのが、某報道番組で行われた次の衆議院選挙に対する世論調査の結果です。

必ず行く+出来たら行く、と答えた方が約60%となりました。

総務省が発表している国政選挙の前回の投票率は52.5%ですので今回の衆議院選挙は関心が高いのかも知れません。

理由は言うまでもありません、政治家のカネ問題です。

何しろ自民党に所属する有力議員には何十億かの脱税があって、それを申告し直すことで政治献金にし直し、法を逃れようとしています。

不記載のカネは民間なら脱税になるわけで、政治資金として一体化し、ごちゃまぜにすることで、税金をかけないと言う便宜が図られているのです。

こんなインチキがなぜ許されるのか。

巨額の資金を脱税しておいて何らお咎めなしにできるのか、国税庁に説明してもらいたいものです。

税について、国民は厳しい目を持っています。

それが国民を代表する政治家であれば尚更でしょう。

それはともかくとして、趨勢で言えば投票率は減少傾向にあります。

政治への不信、幻滅、無関心の連鎖が投票率を押し下げ、5割を切るかもしれない危機的な水準となっています。

一票に何を託すのか、迷う人も多いでしょう。

だからこそ私は行きたいと思います。

普通の6割が力を示し、恥知らずどもを引きずり降ろしてやるのです。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。