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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【2月17日】~間違いであることを願っています~

2023年2月17日

後世と言う、事が冷却した時点で見てもなお、先の大戦を主導した日本の政治指導層、あるいは軍部エリートの愚劣さをいささかも許すことなど出来ないのですが、それでも戦争と言うものが国家がやる血みどろの賭博であるとするならば、国家元首はその賭博をする血の勝負師であらねばならない。

当然、天性と言うか、生まれ持った勝負運のついた男でなければならないでしょう。

賭博の駆け引きは参謀が受け持つとして、運を貸すのは国家の元首でなければならない。

岸田さんはその点、運をもってない気がするのです、残念ですが。

彼が選んだ閣僚は誰もが唖然とするほどその任に相応しくない連中であったし、首相秘書官にあっては性的少数者に対してありうべからざる差別発言をしてしまったし、さらに政策秘書官を務めるご子息も公私混同と女性問題にさらされています。

しでかした事の軽重を問うているのではありません、各人を任命した首相自身に天性の勝負運があるのか、ないのかを個人の自由意思で勝手に判断しているのです。

この勝負運といったものは、人間の価値評価の基準にはならないにしても、国家元首の場合は持っているのが絶対の条件です。

なぜならば、作戦実行において国家と国民の安危を背負うわけで、現実の戦闘となった場合、隷下の兵士たちをすさまじい惨禍へ追い込むことになるからに他ならないからです。

戯言だとお叱りになるのであれば甘んじて受けましょう、私は嘘偽りなく思ったことを正直に伝えたいのです。

そこで本題に入ります。

「2025年、中国は台湾に侵攻し、米中は戦争に突入する」

これは1月27日に米航空機動軍司令官、マイケル・ミニハン空軍大将が空軍作戦部隊指揮官に宛てたメモの核心部分です。

すべての航空機動軍要員に厳しい覚悟を求めた上で、今後の米中関係の予測を共有し、事態の趨勢を冷徹に分析しているのです。

一方米国政府内でみれば、台湾進攻は時期尚早との見方が多いのは事実です。

故にこのメモが示す緊張感を大袈裟だ、極端だと退ける自由はもちろんあります。

ただ、中国が攻める場合、無人機の大群による攻撃、いわゆる飽和攻撃(数千機の無人機を一挙に飛ばす)が準備されていることはご承知下さい。

日米台が打つ手がなく、収拾のつかない状況に陥る戦い方を準備していると言う事です。

だからこそ中国の侵略戦争を止めるあらゆる努力が必要なのだと思っています。

私の発想がそもそもの間違いであることを切に願いつつ、緊張感を持たない愚劣な内閣にモノ申しているのです。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。