【9月30日】~サンマの三重苦~
2022年9月30日
サンマの塩焼きは、秋が深まっていくなかで、なくてはならないモノの一つでしょう。
脂ののった身を大根おろしと共に頬張る瞬間に、秋を感じると言う人は多いのではないでしょうか。
ただ去年の不漁に続き、今年も旨くて安いサンマにありつくのは難しいよう。
水産庁が発表した今シーズンのサンマの来遊量。
漁獲量が過去最低だった昨年よりはマシのようですが、やはり低水準になるそうです。
大きなも小ぶりなものが多い上に、原油高の影響で価格もお高い傾向とのこと。
テレビで伝えられたところでは、北海道の市場で初水揚げのサンマが一尾10,000円値が付いたとか。
中国など外国船によって早めに獲られたり、海流の変化で泳ぐルートが変わったり、そもそも稚魚の育ちが悪かったり。
特に今年は日ロ関係の悪化もあって、国境付近にはあまり近づきたくない漁船も多いでしょう。
拿捕されたなんて今時シャレになりませんから。
どう考えたって高級魚とは思えない、値段も手ごろ、庶民の味の代表格。
そこに親しみがあって、濛々たる煙も滑稽に映るのですがね。
今の値段に親しみも愛嬌もあったものではありません。
文句を垂れ流したところで「少ない」「小さい」「高い」という三拍子ならぬ三重苦は続きそうな気配です。
海の環境が少しでも変わって、列島近くにサンマの大群が押し寄せてくれる日が、一日も早く訪れることを願うしかない秋かもしれませね。
投資調査部 内田
脂ののった身を大根おろしと共に頬張る瞬間に、秋を感じると言う人は多いのではないでしょうか。
ただ去年の不漁に続き、今年も旨くて安いサンマにありつくのは難しいよう。
水産庁が発表した今シーズンのサンマの来遊量。
漁獲量が過去最低だった昨年よりはマシのようですが、やはり低水準になるそうです。
大きなも小ぶりなものが多い上に、原油高の影響で価格もお高い傾向とのこと。
テレビで伝えられたところでは、北海道の市場で初水揚げのサンマが一尾10,000円値が付いたとか。
中国など外国船によって早めに獲られたり、海流の変化で泳ぐルートが変わったり、そもそも稚魚の育ちが悪かったり。
特に今年は日ロ関係の悪化もあって、国境付近にはあまり近づきたくない漁船も多いでしょう。
拿捕されたなんて今時シャレになりませんから。
どう考えたって高級魚とは思えない、値段も手ごろ、庶民の味の代表格。
そこに親しみがあって、濛々たる煙も滑稽に映るのですがね。
今の値段に親しみも愛嬌もあったものではありません。
文句を垂れ流したところで「少ない」「小さい」「高い」という三拍子ならぬ三重苦は続きそうな気配です。
海の環境が少しでも変わって、列島近くにサンマの大群が押し寄せてくれる日が、一日も早く訪れることを願うしかない秋かもしれませね。
投資調査部 内田