内田晋也の株式投資コラム
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公開日:2022年7月29日
致死率が異常に高く「天然痘」は長らく人類にとって最強の敵でした。
天然痘を患った日本史上の有名人と言えば、「独眼竜」で知られる戦国大名の伊達政宗が挙げられるでしょう。
政宗が右目を失明したのは幼少期にかかった天然痘が原因で、近代以前の日本では失明の最たるものがこの天然痘だと言われています。
もともとは、多くの動物に感染していたようですが、ある日突然人間だけに感染するウィルスへ「進化」したよう。
その後予防接種をすることで根絶に成功しましたが「第2の天然痘」にならないかと懸念される病が現れました。
サル痘の感染者が日本でも確認されています。
今のところ天然痘のワクチンが有効だそう。
空気感染もせず、コロナのような爆発的拡大などは考えにくい。
現時点で大騒ぎは必要ないでしょう。
天然痘を恐れた祖先は大仏を造ったり、魔よけのお札を貼ったりしました。
伊達政宗も天然痘と戦っているとき、養育係の虎哉(こさい)和尚が絶え間なく不動明王に祈祷を念じていました。
今のご時世、さすがに神頼みもないでしょうが、それでも「進化」しないとは限りません。
正しく恐れ、冷静に備えることにほかないですね。
封じ込める「まじない」はないものでしょうか。
投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)
1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。
©G&D advisors.