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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【7月15日】~安倍さんの死去と拉致問題~

2022年7月15日

安倍晋三元総理のご冥福を心よりお祈り致します。

街頭演説中に銃撃され死亡した安倍元総理は、ライフワークとして北朝鮮拉致問題に関わってきました。

拉致被害者家族の方々が、北朝鮮による拉致の可能性について、ツテをたどって何度も国会議員に調査依頼を繰り返しましたが、真剣に取り合ってくれたのは安倍さんだけだと言います。

父上である晋太郎外相の秘書時代から北朝鮮の拉致問題に深く関わり、平成14年9月には官房副長官として小泉純一郎首相の訪朝に同行。

帰国した拉致被害者5人を日本にとどめる判断を主導しました。

北朝鮮の出まかせや嘘の証言に振り回されず、日本側が収集した情報に基づいて力を尽くしたことに、改めて思いをはせると当時に、全員救出こそ国としての責任だと固く思い定めて、その後も完全解決を目指していたことに本当に頭が下がります。

安倍さん無き後もその意思を継いで政府は力を尽くして欲しいものです。

めぐみさんが新潟市内で下校中に拉致されたのは1977年、13歳の時でした。

父の滋さんはその夜、中学校のトイレの扉を残らず開けて回ったといいます。

交通事故を疑って通学路に這いつくばり、タイヤ痕を探したとも。

忘れがたいのは2004年の会見。

北朝鮮がめぐみさんのものとした遺骨を、日本政府はDNA検査で別人の骨と断定した時。

「満腔(まんこう)の怒りをもって遺骨捏造に抗議する」との声明を発表しました。

低い声、険しい表情、長年耐えてきた無念の深さをまざまざと実感させられたものです。

その横田滋さんの言葉をお借りし、殺人犯に物申す。

「満腔(まんこう)の怒りをもって安倍総理殺害に抗議する」

不世出の政治家を殺害した罪は、その命をもって償え。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。