【真実一路】内田晋也の投資コラム

【6月10日】~餅は餅屋に~

2022年6月10日

コン・ゲームとは詐欺師が相手を信用させて、お金をかすめ取る物語の事です。

映画やドラマなど名作がいくつもありますが、最近では「コンフィデンスマンJP」がドラマや映画で大ヒットしました。

突飛な仕掛けにダマしダマされ、そして物語はクライマックスへ。

この物語の面白さは、まさにその痛快さにあるでしょう。

それはそれとして、コチラは、とても痛快とは言えない詐欺事件。

新型コロナ対策で持続可給付金を10億円近くだまし取ったとして、中心的な役割を果たした父親が逃亡先のインドネシアで確保されました。

これ以前にも経済産業省のキャリア官僚二人が逮捕されたり、国税庁の職員やOBも詐欺師に加担したりと、給付金絡みの不正受給が相次いで摘発されてきています。

コロナで苦しんでいる人を助けるためのお金をだまし取るなど言語道断。

極めて悪質な犯罪です。

その政策を担う役人であれば尚更断罪されるべきでしょう。

コン・ゲームの「コン」はコンフィデンス(信用)の意味。

この事件が役所に対する国民の信用を一段と失墜させたのは間違いありません。

アメリカの脱税犯には脱税額の数倍の罰金が科せらると聞きます。

幅広い権利が認められているからこそ、大きな義務を負う事も意味します。

自由な国アメリカを見習って不正受給者を図った連中にはかすめた額の数十倍の罰金を科すべきではないでしょうか。

上は余談です。

コロナで実際に苦しんでいる方に国が支払っている給付金は最後の命綱です。

臨むべきは本当に必要なところに必要なだけ給付金を渡すと言う事です。

それを誰がどうやってジャッジするのか。

本来なら役所の目利き力に委ねられるのでしょうが、本来の業務ではない役所にその機能はありません。

非常時であれば尚更で、押し寄せる受給申請とその交通整理が精いっぱいでしょう。

何処かによいアイデアはないのでしょうか、

コン・ゲームに出てくる主人公は皆さん天才的な詐欺師ですが、常人にはない突飛なアイデアの持ち主でもあります。

餅は餅屋にと言いますから、彼らに妙案を尋ねてみたいものですね。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。