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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【1月21日】~トンガ沖の海底火山とあやふやな・・・~

2022年1月21日

南太平洋のトンガ沖で15日午後、海底火山が噴火しました。

日本をはじめ太平洋沿岸諸国に津波を及ぼし、衝撃は欧州まで到達するなど巨大な爆発規模が窺えます。

にもかかわらず、被災した現地の状況が、いまだよくわかっていません。

津波で住民の8割が被害にあったとか、海底ケーブルが切れただとか、断片的な情報だけが伝わっています。

被災している住民は少ないないと見られますので、一刻も早い救助、治療、支援に国際社会が結束して当たって頂きたいです。

日本は同じ太平洋の島国であり、火山が多いのも共通します。

東日本大震災での津波による被災経験もありますので、積極的に支援できるでしょう。

上は余談です。

この東日本大震災が起きた当初、千葉県の製油所で火災が起きましたが、「有害物質が雨と一緒に降るので注意」というメールが出回りました。

私にも会社の同僚から送られてきました、。

今回のトンガ沖の海底火山に関連して、富士山が噴火するかもと怪しげな情報が流布されています。

株式投資に身を置いている方ならご存じだと思いますが、ネットに流れている雑多な情報の多くはいい加減なものです。

そうした情報の発信者たちも、別に悪意をもって虚偽を流しているわけではなく、ただ無意識のうちに伝言ゲームを反復しているだけなのだと思いますが、善意のコピペや無自覚なリツイートは時として、悪意の虚偽よりも人を迷わせます。

そしてあやふやな情報がいったん真実の衣を着せられて世間に流布してしまうと、もはや誰も直接資料にあたって真偽のほどを確かめようとはしなくなります。

情報が何重にも媒介されていくにつれて、最初の事実からは加速度的に遠ざかっていき、誰もがそれを鵜呑みにしてしまう。

そしてその結果、本来作動しなければならないはずの批判精神が、知らず知らずのうちに機能不全に陥ってしまう。

申し上げたいのは自分の頭と足で検証することを忘れないで欲しいと言う事です。

富士山の噴火ですが、専門家によるとまず最初に起こるのは、山頂から20キロ地下に「マグマだまり」と呼ばれるマグマに満たされた場所が活動を始めるそうです。

それが「低周波地震」と呼ばれる小さな地震だそうです。

そしてマグマが上昇し始めると「高周波地震」が起きるそうで、マグマが上昇するに従い、地震が起きる深さはどんどん浅くなるとのこと。

気象庁のHPで観測状況が日々更新されておりますのでご心配の方は閲覧してみてください。

今のところは全く問題ありませんので、異常があればご報告させて頂きます。

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/open-data/open-data.php?id=314#recentdata0

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。