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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【6月7日】~それが大事~

2019年6月7日

今から23年前、フランスのシラク氏は大統領に就任して初めて来日し大相撲九州場所を観戦しました。

愛犬に「SUMO」と名付けるほど大の相撲好きであり、ひいきの力士を巡って妻といさかいになることもあったと言われています。

土俵上で優勝力士に直接賞杯を手渡すことを夢見た様ですがついぞ実現せず、その代わりにシラク杯と言われた「フランス大統領杯」を創設するほど相撲を愛していました。

そんなシラク氏ですら実現出来なかった思いを、来日した米トランプ大統領はあっさりと実現してしまいました。

升席に特設したイス席で観戦してもらうなどこれ以上ない手厚いもてなしに、日本政府の思惑が透けて見えます。

へそを曲げられて難題を吹っ掛けられないようするためか、あるいは弾道ミサイル好きの暴国に日米の絆を見せつけたかったか。

何れにしても日本にとって唯一の同盟国アメリカ。

あまりに近づきすぎるのは賛否両論あるでしょうが、関係を良好に保つことは多分いいことでしょう。

ただ政界のプリンスと呼ばれた父上である故晋太郎氏の著書『創造的外交を目指して』によると・・・・。

「日本が米国に依存していることで、あまり卑下すると日米関係を悪くする」「できないことはできないと説得する。それが日米では大事」。

今に通じるものがあるように見えます。

もしお父上が今の日本外交を評するとなんとおっしゃるでしょう。

あまりに友人を頼りすぎると・・・・・・その辺の話は別の機会に。

それではまた来週お会いしましょう。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。