内田晋也の株式投資コラム
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公開日:2019年2月15日
2月11日付け読売新聞で「東証1部上場基準引き上げ」との報道が話題を集めました。
新たな東証1部の上場基準について「500億円以上を軸に検討」としたものですが、実際のところは昨年12月21日に日経新聞で報道されていたものと変わらないものでした。
ただ読売新聞が1面トップでしかもこのタイミングで扱ったことに注目が集まり、もしかしたら東証から何らかのアナウンスメントが近いのではとの観測につながった模様です。
日経記事では1000億と500億の2案が並立で書かかれていたのに対し、読売では「500億」に的を絞っていたことも関心を誘った要因と思われます。
仮に500億が基準となると新興市場からの鞍替えが相当程度狭き門として捉えられることになるに加え、既に東証1部で時価総額500億円のボーダー近くにいる企業は自社株買いやIR強化などによって時価総額増加(株価上昇)を目指すといった思惑につながると・・・。
ただし東証の動向に詳しいOBに話しを聞いたところ、まだとても発表できる段階ではないとされ、相当な時間を要することだけは間違いないようです。
ともあれ上場企業に時価総額を意識させること自体は好ましい傾向にあることは確かでしょう。
例えば売買代金の多い人気株では【6184】鎌倉新書、【6532】ベイカレント、【4343】イオンファンタジー、【2453】JBR、【7599】IDOM、【4025】多木化学辺りが浮かび上がります。
ただその中で本命は一意専心第一弾銘柄の・・・・・・・その辺の話は別の機会に。
それではまた来週お会いしましょう。
投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)
1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。
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