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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【10月16日】~ブレンバスター相場~

2018年10月19日

子供のころから親しんできた大人気のお菓子に生産終了が頻発しています。

1967年に発売された森永製菓の「チョコフレーク」や1973年にグリコから発売された「コメッコ」に続き、椎名林檎のテレビCMが話題となった「キスミント」など世代を越えて愛されたお菓子がその代表格です。

お菓子業界から聞こえてくるのはスマホへのボヤキ。

指で操作することの多いスマホがベタついては困ると避けられていることや、暇つぶしのアイテムがガムからスマホへ変わったことが影響していると考えられています。

販売が落ちると途端にスーパーやコンビニ各社も店頭に置かなくなることから、ますます敬遠されることとなり負のスパイラルから抜け出せなくなるようです。

本当にスマホのせいかどうかはわかりませんが、コンビニとメーカーの共同開発によるプライベートブランド(PB)が幅を利かせているのは間違いないでしょう。

価格自体も割安に設定されていることからオリジナル商品はますます売れなくなってしまいます。

だからメーカーの本音としては積極的に手掛けたくない一方で、コンビニの棚を確保するためやむなく対応していると思われます。

お菓子業界に詳しい野○証券のアナリストは「出荷額が年100億円に満たないと危ない」と話しています。

その辺から推測される落選上のお菓子は「サッポロポテト」「おっとっと」そして「チョコボール」らしいです。

お馴染みのお菓子だけになくならないことを強く願うばかりですね。

【株の話】

高々と持ち上げて、一気に落とす。

プロレス技のブレンバスターのような相場が続いております。

急騰からの急落で物色マインドは大きく後退してしまいました。

そして政府は15日、臨時閣議で2019年10月から消費税10%への引き上げを決定しており、そこから景気に配慮した対策を打ち出す方向にあるのではないでしょうか。

臨時国会が召集される24日以降、政策総動員で内需を刺激してくる可能性が高く、補正予算効果の高い銘柄は見逃すべきではないでしょう。

銘柄は・・・・・この辺の話は別の機会に。

それではまた来週お会いしましょう。

投資調査部 内田









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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。