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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【9月21日】~健全な批判があれば~

2018年9月21日

8月27日から開催された全米オープンテニスで、大阪なおみ選手が見事初優勝を手にしました。

男女通じて日本人初の快挙であり見事というほかありません。

決勝戦の終盤では対戦相手が警告を受けたことで場内が騒然となったようですが、それでも集中力を保ち続けられたことが勝ちにつながったと思われます。

これまでメンタル面の弱さが課題と言われていただけに、昨年12月のサーシャ・バイン氏のコーチ就任を契機に、精神面・身体面での驚異的な成長が光ります。

かつて錦織圭選手がマイケルチャン氏のコーチ就任をきっかけに大きく飛躍した例もあり、アスリートにとってサポートスタッフとの出会いが如何に重要かということを改めて感じました。

今回の優勝をきかっけに更なる高みを目指してくれることに強い期待を持っています。

企業経営においても事業規模の小さい新興領域では創業者イコール社長であり、その社長自らが軍曹となり企業の成長を引っ張ているケースが多く見られます。

プラスの例も多い反面で中には独走となってしまい社員と距離感が広がってしまう場合があります。

T○TERUの改ざんが組織的だとは言いませんがもし役員会が健全に機能し、本来であれば作動するはずの批判精神が働いていたらこのような事態になることはまず無かったでしょう。

少なくても無能をさらした同社の役員連中は総退陣するべきであり、経営陣の抜本的な入れ替えを強く要望したいですね。

結果的に株主代表訴訟ともなれば組織が崩壊することもあり、注意が必要なケースと言えます。

これは数字だけでは気づくのが難しいため地道な企業調査で変化の兆しを感じ取っていきたいですね。

株の話

日経平均はようやく2万3000円の壁を突破しました。

自民党総裁選も安倍首相の続投が決またことで次は補正予算編成に焦点が移ると思います。

物色の柱はここにあるのでは・・・。

銘柄は・・・・・・その辺の話は別の機会に。

それではまた来週お会いしましょう。

投資調査部 内田



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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。