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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【8月17日】~お金に絡んだ投資行動~

2018年8月17日

「人間はお金が絡むと合理的な判断ができない、矛盾した行動をとる動物」と言われています。

例えば1万円の儲けと1万円の損を単純に比較した場合、その心理的インパクトは後者のほうが約2.5倍大きいと言われています。

これを「プロスペクト理論」と言いますが、ある大きさの利益に対して感じる満足より、同じ大きさの損失に対して感じる精神的苦痛のほうが、はるかに大きいということです。

また、将来に大きい利益が期待されていても、目先の小さい利益のほうをとってしまう人間の行動パターンを「現在指向バイアス」と呼びます。

このため次のような投資行動をしがちです。

1.ちょっとでも損をするとすぐ売ってしまう。

2.不確実な利益よりも確実な利益を好むので、すぐに利益確定売りをしてしまう。

3.あせって高値つかみをしてしまい、逆にあとから出てくる本当に儲かるチャンスを逃してしまう。

この点を踏まえたうえで、投資成績を今よりも上げるために何が必要でしょうか。

安いところで売って高いところで買うのではなく、全く逆の動きをすることが大切になります。

これは時として心理的抵抗を伴う行動ですが、もし一度買ったらあとはじっとしているという選択肢もあります。

成長が止まった経済環境では株式のバイアンドホールドは有効でないという意見もありますが、じっくり腰を据えて投資を行うことは非常に効果的であり、これは投資成績を上げることに通じると思います。

決算発表は足元、佳境を過ぎ日経平均の予想EPSは1700円に達しました。

2万3000円の壁を超えられずにおりますが、いったん足り出せばPER14.7倍の2万5000円位までは今のファンダメンタルなら十分正当化される水準です。

不安の種が尽きない今こそ「強気相場は悲観の中に生まれる」この精神で、あきらめずに行きましょう。

銘柄は・・・・その辺の話は別の機会に。

それではまた来週お会いしましょう。

投資調査部 内田





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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。