銀行名の変更が迫ったあるメガバンクが、ビルの外壁などに設置する“突き出し看板”の半分程度を撤去する方針を固めています。

行名変更には数百億のコストが必要となるため、それを削減するという意図もありますが、店舗の役割自体が数年前から見ると大きく変わったことのほうが要因として大きいようです。

インターネットを利用した銀行取引やコンビニＡＴＭが普及したことで銀行窓口の利用者数はバブル後の山一證券破綻をピークに足元は半分から3分の1程度にしぼんでおり、店舗の存在を知らせる意義が薄れていることが看板撤去につながっているといえそうです。

インターネットを利用したサービスの普及により、実店舗のあり方に変化が出てきたと感じることが増えてきました。

人手不足に悩む外食業界では調理担当者だけを店舗に配置し注文はネットで受け付け、配達は宅配代行業を利用する形態なども出始めました。

また中古リサイクルショップは、集客はネット上の広告のみとし、買取店舗はあえて空中階におき家賃負担を抑える出店戦略をとる企業も出てきています。

一昔前の常識が通用しなくなりつつある今こそ、新たな商機を捉えて成長の糧を見出す企業が出てくるものと期待してます。

余談ですが第七弾ご参加いただきありがとうございました。

大変多くの会員様にお申込み頂き身の引き締まる思いです。

またご参加頂けなかった会員様、またの機会をお待ちしています。

推奨銘柄は・・・・・・その辺の話は別の機会に。

それではまた来週お会いしましょう。

投資調査部　内田

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