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FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

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公開日 2022年6月17日

【6/17】第319回 独立系運用会社にも注目してみよう!

 前回、アクティブファンドの選び方を触れましたが、今回は、アクティブファンドを買おうと思うなら、独立系運用会社にも注目してみよう!です。
 独立系運用会社というのは、基本的に金融機関との資本関係のない投資信託の運用を専門に行っている会社です。主な独立系運用会社としては、さわかみ投信や、「ひふみ投信」を運用しているレオスキャピタルワークス、セゾン投信、コモンズ投信、鎌倉投信などが挙げられます。
 一般に、投資信託の運用会社というと、野村証券系の野村アセットマネジメント、日本生命系のニッセイアセットマネジメントなど、金融機関の子会社やグループ会社が有名ですが、20年ちょっと前に日本初の独立系運用会社である「さわかみ投信」が誕生して以来、少しずつ増えてきました。
 独立系運用会社の特徴としては、比較的コストが安めで、運用期間の長いものの割合が多く、投資家の平均保有期間も長めである傾向が強いようです。独立系運用会社のほうが、1つのファンドを丁寧に育てていこうとする運用スタンスで、投資家にも長期保有を推奨していることから、そのような傾向になるのでしょう。
 長期の運用成績を見ても、ひふみ投信の10年リターンが年率15.38%、コモンズ30ファンドの10年リターンが年率12.19%と、全アクティブファンドの運用実績TOP10には入っていませんが、まずまずの運用成績であると言えます。
 ひふみ投信やコモンズ30ファンドは、つみたてNISA専用ファンドにも採用されていますので、金融庁が定めた基準もクリアしている比較的低コストのファンドになっています。中長期的な保有にも向いていると言えるでしょう。筆者も、つみたてNISAで購入しています。
 ちなみに、ひふみ投信を作ったレオスキャピタルワークスの藤野英人さんは、20年ほど前、ゴールドマンサックスのカリスマファンドマネージャーとも呼ばれた人です。投資先の企業を選別するために企業訪問を繰り返す、足を使って調査することでも有名です。ひふみ投信は、そのように地道に投資先を選定しているようです。
 コモンズ投信を作った渋沢健さんは、あの渋沢栄一の孫の孫で、コモンズ30ファンドは、30年という長い目で、投資銘柄数を30銘柄程度に絞り込み、企業との対話を重視するというスタンスで運用しているようです。
 そのほかの独立系運用会社も、各社で運用哲学や運用方針を公表していますので、購入を検討する際には、それらを確認して賛同できるかどうか、将来性が期待できるかどうかで判断するとよいでしょう。あらためて、独立系運用会社も、選択肢の一つとして考えてもよいだろうというお話でした。

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