【3/25】第314回 仕組預金や仕組債は仕組まれている?
2022年3月25日
前回、楽天証券やSBI証券が優秀であることを触れましたが、楽天証券やSBI証券が取り扱っている商品のすべてが良いかのように誤解しないでくださいね。取り扱っている商品の中には、FPとしてはとてもオススメできない商品もあるんです。特に初心者の方は近づかないほうがいい商品をまとめておきましょう。
まず、楽天とSBIがともに取り扱っている商品で言うと、FXやCFDは、少ない金額で大きな取引ができるものです。レバレッジ(てこの原理)を効かせることができる点がメリットであり、デメリットでもある商品です。投資額以上に損をする可能性もあるものなので、どうしても利用したい人は、しっかりと勉強してからにすべきでしょう。
それから、楽天証券が取り扱っているバイナリーオプションは、為替を使った丁半バクチのようなものです。バクチを楽しむつもりであればよいですが、資産形成には不向きです。
そして、SBI証券で取り扱っている「仕組債」も要注意でしょう。
銀行では、名前がよく似た「仕組預金」と呼ばれるものを取り扱っているところがありますが、共通する仕組みとしては、オプション取引などのデリバティブ(派生商品)が組み込まれています。
仕組債や仕組預金は、その商品ごとに細かな条件が異なりますので、ひとことで商品性を語ることはできませんが、一般的な傾向としては、為替レートや株価などを対象としたオプションが組み込まれていて、当初決められた条件(一定の価格水準を上回る、または、下回る)にあてはまったときに、通常の預金金利よりもはるかに高い利息がついたり、逆に、元本割れをして満期になったりする商品です。
FPとしてオススメしない理由は2つ。
1つ目が、期待できるリターンに比べて、リスクのほうが大きいと思われるため。
そして2つ目は、デリバティブなどを組み込んで商品を組成することで、表面的には見えないコスト負担が盛り込まれていると考えられるから。
仕組預金や仕組債は、その名のとおり、仕組まれているようなものなんです。もっと、リスク・リターンの度合いがまともな商品を利用しましょう。表面的な利率の高さに惑わされないように注意してください。同じハイリスクでも、普通の株式を利用したほうが、はるかに透明性が高く、期待リターンも高めです。
まず、楽天とSBIがともに取り扱っている商品で言うと、FXやCFDは、少ない金額で大きな取引ができるものです。レバレッジ(てこの原理)を効かせることができる点がメリットであり、デメリットでもある商品です。投資額以上に損をする可能性もあるものなので、どうしても利用したい人は、しっかりと勉強してからにすべきでしょう。
それから、楽天証券が取り扱っているバイナリーオプションは、為替を使った丁半バクチのようなものです。バクチを楽しむつもりであればよいですが、資産形成には不向きです。
そして、SBI証券で取り扱っている「仕組債」も要注意でしょう。
銀行では、名前がよく似た「仕組預金」と呼ばれるものを取り扱っているところがありますが、共通する仕組みとしては、オプション取引などのデリバティブ(派生商品)が組み込まれています。
仕組債や仕組預金は、その商品ごとに細かな条件が異なりますので、ひとことで商品性を語ることはできませんが、一般的な傾向としては、為替レートや株価などを対象としたオプションが組み込まれていて、当初決められた条件(一定の価格水準を上回る、または、下回る)にあてはまったときに、通常の預金金利よりもはるかに高い利息がついたり、逆に、元本割れをして満期になったりする商品です。
FPとしてオススメしない理由は2つ。
1つ目が、期待できるリターンに比べて、リスクのほうが大きいと思われるため。
そして2つ目は、デリバティブなどを組み込んで商品を組成することで、表面的には見えないコスト負担が盛り込まれていると考えられるから。
仕組預金や仕組債は、その名のとおり、仕組まれているようなものなんです。もっと、リスク・リターンの度合いがまともな商品を利用しましょう。表面的な利率の高さに惑わされないように注意してください。同じハイリスクでも、普通の株式を利用したほうが、はるかに透明性が高く、期待リターンも高めです。