【1/4】第313回 令和4年、口座を開設するなら楽天かSBIか
2022年1月4日
このコーナーの記事を読んでいる人は、すでに証券口座を持っている人がほとんどかと思いますが、近年、ネット証券のサービス競争が激化しているのは、利用者にとって本当に歓迎すべきことだと思うので、今回あらためて少し紹介したいと思います。
結論から言うと、いま証券口座を開くなら、楽天証券かSBI証券の2択でよいでしょう。もちろん、松井証券やマネックス証券、auカブコム証券なども頑張っているのですが、総合力で楽天グループとSBIグループの強さが頭一つ抜けているといった印象です。
個別株を売買する人にとっては、楽天証券とSBI証券の1日あたりの売買代金100万円まで手数料無料は大きいでしょう。
そして、投資初心者にとってありがたいのが、つみたてNISAの取扱銘柄数が多い点と、積み立てで買える投資信託の本数が多いという点。ネット証券の中でも取扱本数の多さは楽天とSBIの2社が際立っています。本数が多い分、迷ってしまうという人もいるかもしれませんが、手数料の安さで比較していけばよいかと思います。
ここまでは、楽天とSBIの甲乙つけがたい部分でしたが、ここからは優劣がつく部分について。
まず、個別株式を1株単位で売買したい人は、単元未満株を取り扱っているSBI証券。それから、IPO(新規公開株)の抽選にチャレンジしたい人も、主幹事になっている企業数の実績で比較すると、楽天証券よりはSBI証券のほうが当たる可能性は高いかと思われます。個別株(単元株)や投資信託だけでなく、単元未満株やIPOもやりたい人はSBIがいいかもしれません。
しかし一方で、銀行口座やクレジットカードとの連携などでは、楽天証券のほうが若干有利と言えるのが令和3年12月現在の状況です。
楽天証券と楽天銀行の両方の口座を持っていて、「マネーブリッジ」の設定をすると、株式や投資信託の買付代金や売却代金を楽天銀行の口座から自動入出金できるようになります。そのうえ、楽天銀行の普通預金金利が大手銀行の100倍の金利水準である年0.1%に跳ね上がる特典がついています。
SBI証券も住信SBIネット銀行と提携することで、自動入出金サービスを利用できるようになりますが、普通預金金利は10倍の0.01%になるだけです。
それから、投資信託を持っているだけで残高に応じたポイントがついたり、クレジットカード決済で投資信託の積み立てをすることでポイントがついたりする部分も、楽天のほうがSBIよりも若干有利だと言えます。
したがって、楽天グループを普段からよく使っている人は、楽天ポイントがより貯まるメリットがありますので、楽天証券、楽天銀行、楽天カードを連携することで効率よく運用し、ポイントを貯められるでしょう。
一方、Tポイントやポンタポイントを普段からよく使っている人は、SBI証券と住信SBIネット銀行、三井住友カードを連携させることでメリットが有効に受けられるようになります。
このような点を踏まえ、ご自身の状況に合わせて使う口座を決めていくのがよいでしょう。
結論から言うと、いま証券口座を開くなら、楽天証券かSBI証券の2択でよいでしょう。もちろん、松井証券やマネックス証券、auカブコム証券なども頑張っているのですが、総合力で楽天グループとSBIグループの強さが頭一つ抜けているといった印象です。
個別株を売買する人にとっては、楽天証券とSBI証券の1日あたりの売買代金100万円まで手数料無料は大きいでしょう。
そして、投資初心者にとってありがたいのが、つみたてNISAの取扱銘柄数が多い点と、積み立てで買える投資信託の本数が多いという点。ネット証券の中でも取扱本数の多さは楽天とSBIの2社が際立っています。本数が多い分、迷ってしまうという人もいるかもしれませんが、手数料の安さで比較していけばよいかと思います。
ここまでは、楽天とSBIの甲乙つけがたい部分でしたが、ここからは優劣がつく部分について。
まず、個別株式を1株単位で売買したい人は、単元未満株を取り扱っているSBI証券。それから、IPO(新規公開株)の抽選にチャレンジしたい人も、主幹事になっている企業数の実績で比較すると、楽天証券よりはSBI証券のほうが当たる可能性は高いかと思われます。個別株(単元株)や投資信託だけでなく、単元未満株やIPOもやりたい人はSBIがいいかもしれません。
しかし一方で、銀行口座やクレジットカードとの連携などでは、楽天証券のほうが若干有利と言えるのが令和3年12月現在の状況です。
楽天証券と楽天銀行の両方の口座を持っていて、「マネーブリッジ」の設定をすると、株式や投資信託の買付代金や売却代金を楽天銀行の口座から自動入出金できるようになります。そのうえ、楽天銀行の普通預金金利が大手銀行の100倍の金利水準である年0.1%に跳ね上がる特典がついています。
SBI証券も住信SBIネット銀行と提携することで、自動入出金サービスを利用できるようになりますが、普通預金金利は10倍の0.01%になるだけです。
それから、投資信託を持っているだけで残高に応じたポイントがついたり、クレジットカード決済で投資信託の積み立てをすることでポイントがついたりする部分も、楽天のほうがSBIよりも若干有利だと言えます。
したがって、楽天グループを普段からよく使っている人は、楽天ポイントがより貯まるメリットがありますので、楽天証券、楽天銀行、楽天カードを連携することで効率よく運用し、ポイントを貯められるでしょう。
一方、Tポイントやポンタポイントを普段からよく使っている人は、SBI証券と住信SBIネット銀行、三井住友カードを連携させることでメリットが有効に受けられるようになります。
このような点を踏まえ、ご自身の状況に合わせて使う口座を決めていくのがよいでしょう。