投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2021年7月1日
【7/1】第302回 株価の「これまで」と「これから」を考えてみよう!



これまでの株価の推移を少し振り返ってみますと、いまから9年前、2012年の終わりごろの安倍政権発足以降、日経平均株価はかなり順調に推移してきたと言えるでしょう。
当時、安倍政権発足のきっかけとなった野田元首相による衆議院解散の日、日経平均株価は9,024円でした。平成バブルのピーク(1989年12月末の38,915円)からすると、4分の1以下の水準です。
その後、アベノミクス、日本銀行の量的金融緩和策などもあり、株価は長期の上昇トレンドになりました。2020年3月に新型コロナによるショック的な株価下落もありましたが、1年後の2021年2月16日、日経平均株価は30,467円を付け、30年ぶりの3万円台を記録しました。
ただ、その後の日経平均株価は、少し下がった29,000円前後での一進一退が続いています。この大きな要因は、もちろん、コロナ禍がなかなか収まらないことが挙げられます。飲食業やサービス業などを中心に厳しい状況が続いています。それが株価にも反映されていると考えられます。
これだけ広く感染症が広まったのは近年でも例がありません。100年前のスペイン風邪以来だとも言われるくらいです。やはり、今後の株価は、コロナ禍の収束状況次第と言えそうです。
ワクチン接種が進み、アフターコロナになってきている欧米諸国では、株価が上昇基調になっているようにも見えます。遅ればせながら、日本のワクチン接種率も高まりつつあるようですが、このまま収束の方向に向かい、オリンピック開催期間中も感染者の増加が起きなければ、株価にもプラスに働きそうです。
とはいえ、状況としてはまだまだ不透明な部分がたくさんあります。その意味では一進一退がもう少し続くかもしれません。
個別銘柄では、今後、通常の生活に戻っていくという前提で考えると、これまでのコロナ禍で大きな打撃を受けた業種や銘柄の戻りを期待する買いが少しずつ入ってきている気配も感じられます。
しかし、コロナ禍で出生数がさらに減少している報道などを目にすると、日本経済の先行きを単純には楽観できない状況が続きそうです。 «前の記事
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菱田雅生プロフィール
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