投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2021年4月30日
【4/30】第299回 いまこそアクティブ運用にも注目!?



近年、資産形成のための基本的な手法として、「長期投資」、「継続投資」、「分散投資」の重要性があちらこちらで語られるようになりました。小中高の学校でも、お金の知識を学ばせようとする動きも出てきています。とても素晴らしいことだと思います。
 YouTubeでも、さまざまな人がお金の知識や投資について語るようになりました。多くの人が関心を持って、「長期、継続、分散」を意識しながら投資にチャレンジすることはよいことだと思います。
 そのなかでよく言われるのが、初心者は、幅広く分散された投資信託で、パッシブ運用のものを選んだほうがいいということです。
 確かに、パッシブ運用は、運用目標とされるベンチマークに連動するように運用しているタイプで、コスト負担もアクティブ運用に比べて低くなっているのが通常です。初心者には最適と言ってよいでしょう。私も、まずはパッシブ運用のものから始めるのが無難だと思っています。
 運用成績についても、パッシブ運用を上回る運用成績をコンスタントに上げているアクティブ運用のファンドは、意外と少ないことも統計からわかっています。
 私も提携講師として登壇経験のある労働組合向けシンクタンクである生活経済研究所長野の最新調査レポート(2021年4月)によると、国内株式で運用しているアクティブファンドのうち、1年リターンと3年リターンの両方が日経平均連動パッシブファンドを上回っていたのは23本(全体の3.7%)で、TOPIX連動パッシブファンドを上回っていたのは258本(全体の41.2%)だったようです。やはり、昔から言われているように、パッシブファンドのほうが無難だといえそうです。
 しかし、実は、多くの投資家がパッシブ運用ばかりを利用するようになると、業績のいい企業も悪い企業も一律に売買されるようになるので、株価が割安な企業と割高な企業の差が大きく開いていくことにもなるのです。
 つまり、多くの投資家がパッシブ運用ばかりを利用するようになると、アクティブ運用にとって有利になるチャンスが増えていくということです。そう考えると、個別株投資をしている人にとっても、パッシブ運用が主流になってきているおかげで、割高な銘柄や割安な銘柄がたくさん存在しやすい環境になってきているわけですから、銘柄を選別して選ぶチャンスが広がってきているのかもしれません。
 先行きの不透明感が増しているいまこそ、割安な銘柄をじっくり探していくいい機会ではないかと思われます。 «前の記事
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菱田雅生プロフィール
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