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公開日:2009年2月24日
【2月24日】資産面から株価を判断するPBR

 PBR(Price Book-value Ratio=株価純資産倍率)は、前回触れたPERと並ぶ最も有名な投資指標の1つです。
 計算式は、「株価÷1株あたり純資産」で、単位はPERと同じで「倍」。つまり、株価が1株あたり純資産の何倍まで買われているのかを見る指標です。計算式中の「1株あたり純資産(=BPS)」の純資産とは、企業の資産総額から負債総額を差し引いたもので、正味の資産を指します。また、その企業の自己資本の額と等しいとされます。
 PBRの使い方としては、古くから株価の底値を判断できる指標であるといわれてきました。というのも、「1株あたりの純資産」は、1株あたりの会社の解散価値を示しているといわれ、株価が会社の解散価値と等しくなる「PBR=1倍」という水準は、普通はありえないだろうと考えられたためでした。
 株価が会社の解散価値と等しくなる状態、または解散価値を下回る状態だと、投資した株主にとっては、その会社が仮に解散したとしても、持ち株数に応じて配分される企業の純資産によって投資金額のすべてを回収できることになるのです。そんな安全な投資はなかなかないと考える投資家が多いでしょうから、PBRが1倍に近づくほど、株価は下がりにくくなる。つまり、底値に近づいていると判断できるわけです。
 ただし、この計算で使う純資産は、すでに決算等で確定している過去の数値を使うため、将来の純資産の変動までは考慮していません。したがって、その企業の先行きの収益等に大きな不安要素があった場合など、PBRが1倍を大きく下回る水準に株価が下落することもあるので注意が必要です。
 なお、PBRは、資産面から株価を判断できる指標だといわれますが、その数値が高いからといって一概に割高であると判断できるわけではありません。ですので、PBRは、単独で使用する指標というよりも、PERなどの他の指標の補完的な位置づけとして使用するのが無難でしょう。

<2009年2月17日現在>
東証一部全銘柄平均PBR…0.86倍

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