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公開日:2009年1月13日
【1月13日】「未曾有の危機」ってホント?

 昨年、目にする機会が増えた言葉に「未曾有(みぞう)」という言葉があります。あらためて辞書で調べてみますと、「『未(いま)だ曾(かつ)て有らず』の意。今まで一度もなかったこと。非常に珍しいこと。」と書いてありました。
確かに、ここ最近の世界経済の動きは、かつてなかったレベルの変化が起きているようです。50年に一度の危機とか、100年に一度の危機などといわれるのも、ここ1、2年の世界のマーケットの変化率からすれば、うなずけないこともありません。
  しかし、歴史を紐解くと、程度の差こそあれ、このような危機は、近年だけでも頻繁に起きていることがわかります。
 70年代前半の第1次オイルショック、80年代初めの第2次オイルショック、80年代半ばのプラザ合意後の円高不況、90年代初めのバブル崩壊、90年代後半の国内金融危機、2000年代初めのITバブル崩壊、そして今回のサブプライムショック&リーマンショック。
 大雑把にいっても、数年おきには危機が来る計算です。そのたびごとにマスコミは危機を強調して生活者の不安を煽る傾向にありますが、私たちはこのような危機が比較的頻繁に起きていることを再認識すべきではないでしょうか。
 もちろん、今回の危機の影響で会社がつぶれてしまったとか、人生初の夜逃げを経験したなどといった人には、まさに未曾有の危機だったかもしれません。しかし、それ以外の比較的多くの人にとっては、それほどの実感はないはずです。
 そもそも、景気の良し悪しに絶対的な基準はありません。GDP(国内総生産)の半分以上を個人消費が占めていることからすると、個人の気の持ちようでいくらでも景気は良くも悪くもなると考えることができるでしょう。だとすると、「未曾有の危機」ではなく、「頻発する危機がまた来た」と思っておくくらいのほうが、景気は早く回復する方向に動くと思うのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。

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