【10月9日】債券って何だ?
2008年10月9日
意外と、株式は知っていても、債券は知らないという人が多いようです。確かに、一般の人にとってはあまり身近な商品ではないのかもしれませんが、実は、債券の市場規模は株式市場よりも大きく、世の中の金利を決めている商品であるという意味でも株式市場以上に重要な市場だといえるのです。
そもそも債券とは、簡単にいえば借用証書の一種です。資金調達をしたい国や企業が投資家からお金を借りるために発行するもの。例えば、毎月のように国が発行している償還期限(=満期)10年の長期国債の場合、投資家は5万円単位で購入し、途中で年2回の利息をもらいながら、10年後には額面金額(≒元本)が戻ってくるようになっています。
一定額を払込んで、利息をもらって、満期を迎える。これだけを考えると定期預金と似ていますが、定期預金とは根本的に異なる点があります。それは、原則として債券は途中で解約をすることができないという点です。
定期預金なら満期前に解約しても、利率は低くなりますが、元本は保証されます。一方、債券の場合は、債券の発行体(国や企業など)は途中での解約を受け付けないので、どうしても中途換金をしたい人は、債券の市場で誰かに買ってもらうしかありません。つまり、そのときの時価で売却することになるのです。
債券の時価は、株価の変動に比べれば小さいですが、日々値動きをしているので、途中で売却すると、値下がりによる損失や値上がりによる利益が発生する可能性があります。債券の価格変動の特徴はというと、結論からいえば、世の中の金利変動と反比例して動くようになっています。
なぜなら、世界中に存在する債券は、大半が固定金利だからです。最近は変動金利の債券も一部ありますが、ほとんどが固定金利なので、世の中の金利が上昇すると、すでに発行されている古い債券の魅力が低下するので債券価格も下がり、世の中の金利が下落すると、古い債券の魅力が増すので債券価格も上がるという関係にあるのです。
なお、債券は、発行体がきちんと満期まで利息や償還金を支払ってくれれば比較的安全な金融商品だといえますが、発行体である国や企業が破綻すると、利息や償還金がまったくもらえなくなるリスク(=デフォルトリスク、信用リスク)があるといえます。
そもそも債券とは、簡単にいえば借用証書の一種です。資金調達をしたい国や企業が投資家からお金を借りるために発行するもの。例えば、毎月のように国が発行している償還期限(=満期)10年の長期国債の場合、投資家は5万円単位で購入し、途中で年2回の利息をもらいながら、10年後には額面金額(≒元本)が戻ってくるようになっています。
一定額を払込んで、利息をもらって、満期を迎える。これだけを考えると定期預金と似ていますが、定期預金とは根本的に異なる点があります。それは、原則として債券は途中で解約をすることができないという点です。
定期預金なら満期前に解約しても、利率は低くなりますが、元本は保証されます。一方、債券の場合は、債券の発行体(国や企業など)は途中での解約を受け付けないので、どうしても中途換金をしたい人は、債券の市場で誰かに買ってもらうしかありません。つまり、そのときの時価で売却することになるのです。
債券の時価は、株価の変動に比べれば小さいですが、日々値動きをしているので、途中で売却すると、値下がりによる損失や値上がりによる利益が発生する可能性があります。債券の価格変動の特徴はというと、結論からいえば、世の中の金利変動と反比例して動くようになっています。
なぜなら、世界中に存在する債券は、大半が固定金利だからです。最近は変動金利の債券も一部ありますが、ほとんどが固定金利なので、世の中の金利が上昇すると、すでに発行されている古い債券の魅力が低下するので債券価格も下がり、世の中の金利が下落すると、古い債券の魅力が増すので債券価格も上がるという関係にあるのです。
なお、債券は、発行体がきちんと満期まで利息や償還金を支払ってくれれば比較的安全な金融商品だといえますが、発行体である国や企業が破綻すると、利息や償還金がまったくもらえなくなるリスク(=デフォルトリスク、信用リスク)があるといえます。