投資の前にコレだけは知っておこう!

【7月29日】岡田ジャパンがW杯に行くと給料が増える?

2008年7月29日

 先行きの経済情勢やマーケット動向の見通しを考える場合、「風が吹けば桶屋が儲かる」といったような「こうなったら、ああなって、こうなる」という論理展開で物事を考えることが重要です。
 「経済」というと、難しく考えがちですが、世の中で起きるすべての事柄が絡み合って私たちの経済活動(つまり、日常生活)に好影響や悪影響を及ぼしています。経済はみなつながっているのです。
 「風が吹けば桶屋が儲かる」は、“風が吹くと埃が舞い上がり、目に入って失明する人が増え、すると三味線弾きが増えるため、三味線を作るためにネコの皮が必要になる。ネコが大量に捕獲されることでネズミが増え、家庭の桶がかじられるために、桶を買おうとする人が増え、桶屋が儲かる”という話です。
 現代社会においては、かなり無理のある話かと思いますが、日常のすべてのことが経済情勢に影響していると考える際には参考になるでしょう。
 例えば、サッカー日本代表(いわゆるA代表=岡田ジャパン)と自分の給料との関係を考えた場合もそうです。
 岡田ジャパンが次回W杯南アフリカ大会に行けたとすると、熱烈なサポーターは現地に行こうと旅行会社を通じて計画を練るでしょう。また、現地に行かないまでも、国内でスポーツバーや国立競技場などのパブリックビューイングに行って、ビールやツマミを手に応援する人もたくさんいるはず。そして、家で応援する人のなかには、せっかくだからと大画面液晶TVを買う人も出てくるでしょう。当然ながら、ユニフォームなどの関連グッズはかなり売れるはず。
 すると、GDP(国内総生産)の6割近くを占める個人消費が伸び、国内景気は拡大、各企業の収益も伸び、働く人の給料が増えるわけです。株価も当然ながら影響を受けます。岡田ジャパンがW杯に行ければ上がる可能性が高まりますし、行けなければ下がる可能性が高まるでしょう。
 つまり、岡田ジャパンがW杯に行けるかどうかによって、自分たちの給料だけでなく、生活も変わる可能性があるのです。これで少しは本腰を入れて応援する気になったでしょうか。頑張れ!岡田ジャパン!
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菱田雅生(ひしだまさお)

  • ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 2級DCプランナー
  • 住宅ローンアドバイザー
  • 金融知力普及協会認定インストラクター

略歴

1969年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業後、大手証券会社、独立系FP会社を経て、2005年8月よりフリーに。現在は、相談業務や、原稿の執筆、セミナー講師等に従事する傍ら、TV・ラジオ出演などもこなす。

書籍

「お金を貯めていくときに大切なことがズバリわかる本」すばる舎 (2018/1/25)

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