投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2008年7月15日
【7月15日】 継続投資や長期投資は本当に安全か?

 資産運用に関する初心者向けの入門書などを見ると、リスクを低くする方法には、「分散投資」や「継続投資」、「長期投資」があるとよく書いてあります。
 分散投資は、値動きの異なる資産を組み合わせることで資産全体のリスク(標準偏差などをモノサシとして計るリスク=予想される将来の収益率の加重平均値からのブレの大きさ)を低くできるのでいいですが、継続投資や長期投資は、リスクを低くできるとは一概に言えないので注意が必要です。
 継続投資は、毎月一定額ずつ購入することで、低価格時には多く、高価格時には少なく買っていくため、平均購入単価を低く抑えられる効果(ドルコスト平均法)が期待できるといわれます。しかし、特定の商品を買い続けることになるので、資産全体に占める特定の商品の割合が高まり、結果として資産全体のリスクが高まってしまう可能性があるのです。
 同様に、長期投資についても、単に長期保有すればリスクが低くなると思うのは大間違いでしょう。例えば、ある商品の今後1年間の値動きのブレと、今後10年間に予想される値動きのブレを比較した場合、今後10年間のほうがブレが大きくなるのは当然です。1年後の自分と10年後の自分で、1年後のほうが予想しやすいのと同じことです。短期投資よりも長期投資のほうがリスクは確実に大きいといえます。
もちろん、だからといって短期売買を推奨しているわけではありません。長期投資と長期保有を混同し、長く持てば何とかなると思うのは危険です。いたずらに保有し続けるのではなく、長期的視点に立って、臨機応変に見直しを行いながら運用を考えていくことが大切だといえます。資産運用に関する書籍や雑誌などに載っている常識的だといわれる事柄が、必ずしも常に成り立つわけではないので注意しましょう。

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