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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【11月17日】~失言と辞任~

2022年11月18日

過去いろんな政治家が失言して、その都度マスコミから批判され辞任していますが、センセイ方の教訓にならないのは何故でしょう。

センセイ方がパーティ―や会合のあいさつでその場を盛り上げるようと、ウケを狙って「トークのつかみ」を取りに行くからでしょうか。

芸人でもタレントでもないわけですから、止めときゃいいのに。

「死刑のハンコ」なんて言っちゃて、きっと死ぬほど後悔していることでしょう。

発言はこれだけではなく、「法相になってもお金も票も集まらない」とも話したそうで、大臣の椅子を損得勘定で計る方なんですね。

トンデモ発言で驚きを通り越しています。

たしかに法務省は補助金をバラまいて国民に支持を取り付けるような省庁ではないので、一見すれば確かに地味かも知れません。

でも憲法を具体化するという意味において、他の省庁にも増して重責を担っています。

特に現在はウクライナの難民受け入れやロシアの戦争犯罪について国際的な連携を図り、外務省の下支えとなる「かつてない程」の重要な役割を担っています。

日本がロシアの領土拡張主義と幼稚な暴力について、国際社会の司法の場に引きずり出すリーダーシップを示す時なのに。

法務省の大臣という肩書や職務が、票やカネになる、ならないで判断しかできない愚鈍な人に務まるはずがありません。

誤解を恐れず正直に記しています、センセイにも向いてないと思うのですが、どうでしょう。

過去法相経験者の谷垣さんは大臣室に仏像と数珠を置き、死刑の執行署名の際に必ず手を合わせたそう。

旧統一教会問題で「テレビに出る機会が増えた」と喜んだ葉梨氏との落差は言うに及ばず、せめて賛否ある極刑の現場に寄り添える人が大臣であって欲しい。

そう願うのは過分な望みでしょうか。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。