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【2月19日】〜国がやるべきことの限界〜
公開日:2021年2月12日
【2月12日】〜詰み将棋〜
東京五輪組織委員会の「王将」がついに詰み将棋となりました。
女性蔑視発言が話題となった森喜朗会長です。
発言後すぐに謝罪会見を行い火消しを行いましたが、あろうことか逆切れ会見となってしまい最善の一手が最悪の一手に。
仮面のSDGsがばれてしまった以上、繕う事も諦めてようで、ついに辞任を固めたようです。
はたして東京五輪は開催するのか、しないのか。
開催中止を選べば、「安全」という利益が手に入ります。
しかし、「五輪開催」という選択肢を諦めることも意味します。
主催者にとっては感染というリスクを負ってでも開催を選択するのか、安全を失った場合の責任問題に重点を置くのか、綱渡りの判断が続きそうです。
プロ野球オープン戦や大相撲春場所のように無観客試合で開催するという選択肢が目下のところ一番有力のようですね。
いかなる形であれコロナ時代に行われる初めてのスポーツイベントになりますので、どのように開催し、盛り上げていくのか。
日本の底力が試されるでしょう。
『ブラックスワン』で有名なナシーム・ニコラス・タレブの近著は『身銭を切れ』ですが、彼の主張は「自分の意見に従ってリスクを冒さない人間は、何の価値もない」です。
リスク・テイクは、人間と機械との違いを決める問題であり、人間としての格の問題でもある、と。
今、未曽有の危機に際して、我々は大きな不確実性に直面しています。
ここでのリスクの取り方は、日本の生き方そのものだと言えのではないでしょうか。
リスクのないところにリターンも繁栄もない。
10年後の日本人に恥じない選択をしたいものです。
投資調査部 内田
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