内田晋也の株式投資コラム
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公開日:2020年11月13日
日経平均株価が連日高値を更新しバブル崩壊後に付けた高値を1991年11月以来となる29年ぶりに回復してきました。
1991年を振り返ってみると海外ではソ連邦が崩壊したことを筆頭に、湾岸戦争の勃発によるイラクの敗北など世界の枠組みが大きく流動化する年となりました。
一方で国内では証券・金融不祥事が続発し、海部首相から宮澤首相に交代、湾岸戦争で90億ドルの追加支援に加え、スポーツ界では千代の富士が引退し若貴人気に火が付きました。
お立ち台で有名となったバブルの象徴ジュリアナ東京では超高級ワイン「ロマネコンティ」をピンクのドンペリで割る、いわゆる「ピンドンワリ」が出たのもこのころかも知れません。
近い将来に2020年を振り返ってみたときにどのような時代だったと表現されるのでしょうか。
新型コロナが流行し、その影響で東京オリンピックが延期になったことや、経済活動が停滞し、誠に多くの人が停滞を余儀なくされたことなどが伝えられることでしょう。
米国の大統領がバイデン氏になりましたがこの政権交代は転換点になるのでしょうか?
アベノミクスからスガノミクスに移行しましたが日本はコロナを跳ね返せるのでしょうか?
現在進行中のワクチン開発の成否が鍵を握っていることは間違いないでしょう。
ボディコン女性がジュリアナで扇子を振っていた期間は本当に短く、バブル最後の一瞬だったように、コロナ禍も同様な短さでの収束を切に願うばかりです。
新型コロナウイルスの制圧をいち早く達成した中国の購買力が劇的に復活する想定で同国に本格進出した中古車買取り大手【7602】カーチスに注目してます。
今週もありがとうございました。
投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)
1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。
©G&D advisors.