内田晋也の投資コラム
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公開日:2020年10月30日
【10月30日】〜親子上場の解消について〜



親子上場の解消は年季の入った問題と言えます。

NTTによるNTTドコモのTOBを受け、再び投資テーマとして関心が高まっているように見えます。

とはいうものの小生も含めて両銘柄が上場していることによる足枷があるわけでもなく、ただ何となく好ましからざる慣例程度の認識の方が多いかもしれません。

盛り上がりに欠けるのは東証の二重基準があるからに他なりません。

親子上場解消をおおっぴらに掲げる一方で、新規公開は何事もなかったように上場企業の子会社を上場させています。

建前は「子会社としての成長」などとうたい上場することが多いですが、実態は海外企業の買収に失敗した親会社がキャッシュを求めたり、過去に投資した子会社を「売り時」とみて利益回収を図ったりするような例も見られます。

共に企業グループの「選択と集中」戦略の一環として、子会社上場が俎上に載っているといえるでしょう。

事業戦略かガバナンスか──。

ただ親子上場の解消を当てれば、ストップ高2回分くらいの値幅は取れる可能性はありますので妙味の大きさは魅力的ですね。

ちなみに【1776】三井住建道路ですが【1821】三井住友建設が発行済みの53.6%を保有し、純資産から借り入れを引いた純現金は92億あります。

にもかかわらず時価総額は80億前後に留まっております。

現金が92億入っている財布に80億の値札が付いているという表現も出来るでしょう。

過去10年で80億の純利益プラス将来の期待収益、予想利回り3%前後で今後も配当を社外流出させるのであれば完全子会社のメリットは大きいと言えるかもしれません。

運を天に任せて・・・・。

それではまた来週お会いしましょう。

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