投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2020年5月8日
【5/8】第283回 懐疑の中で育っている?



前回は緊急事態宣言の真っただ中で記事を書きましたが、それから約1ヵ月強が経過し、緊急事態宣言が解除されました。とりあえず最悪期は脱したといえそうですが、第2波の可能性を考えると、油断は禁物なんでしょうね。
 そんななか、株式市場は気持ち悪いくらいに戻ってきています(苦笑)。NYダウで26,000ドル近く、日経平均株価で22,000円近くまで回復しました(5月28日現在)。年初来高値から安値までの下落幅の半値戻しをクリアし、全値戻しまであと1、2割の上昇のところまできています。
 正直、株価が上昇している理由がよくわかりません。信用取引の空売りの買い戻し、先物取引の売建ての買い戻し、そして、その動きに便乗する短期筋の買いなどが上昇の要因なのでしょう。しかし、外部環境を踏まえると、どんどん上値を買っていく理由が、見当たらないのです。
 新型コロナによる経済への悪影響は、これからどんどん明らかになっていくはずです。中小企業だけでなく、大企業でも破たんするところがでてきました。今後も増える可能性は十分に考えられます。
 もちろん、新型コロナの影響で潤った企業もあります。しかし、そうでない企業のほうがはるかに多いでしょう。GDPのマイナス成長が今後も続きそうなことを考えると、株式市場の先行きに、なかなか期待感を持てないというのが、多くの人の気持ちではないでしょうか。
 やはり、相場は天邪鬼(あまのじゃく)ですね。多くの人が上がると思うときには上がらない。多くの人が下がると思うときには下がらない。「相場は相場に聞け」とはよく言ったものです。
 同時に、昔から言われるこんな言葉も思い出します。
「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
 いまの株式市場が強気相場になってきているとは考えにくいですが、「懐疑の中に育ち」の「懐疑」の感じがいまの株式市場に当てはまるような気がしてなりません。
 もし、これから先行きの株式市場を楽観視する人が増えてきたら、まさに天井圏が近づいていることを意味するのかもしれません。6月相場がどうなるのか、慎重に様子を見たいところです。
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