投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2020年3月19日
【3/19】第280回 目先は下がりにくい状況が続くか?



2020年4月16日現在、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか終息の方向性が見えない状況です。毎日発表される新規患者数の増加ペースは少し遅くなったように感じられることもありますが、増加が止まった感じはありません。
最近公表される経済指標も、過去に例を見ないような経済の落ち込みが明らかになってきています。日本経済だけでなく世界経済全体に与える悪影響は、10年ほど前のリーマンショックの比ではないレベルになるのかもしれません。
ここ2ヵ月ほどの株価の動きを見ると、NYダウは、コロナショック前の高値29,568ドル(2月12日)から、直近の安値18,213ドル(3月23日)まで、1ヵ月ちょっとで40%近く(38.4%)の下落を記録し、23,499ドル(4月15日)まで戻ったところです。株価水準としては、だいたい「半値戻し」(=下落幅の半分の株価上昇)といえる水準です。
一方、日経平均株価は、コロナショック前の高値24,115円(1月17日)から、直近の安値16,358円(3月19日)まで、約2ヵ月で30%ちょっと(32.2%)の下落を記録し、19,550円(4月15日)まで戻ったところです。株価水準としては、半値戻し(20,236円)まではあと少しといったところでしょうか。
 ここのところ、新型コロナの影響で世界経済が大きく落ち込むことが予想されているにもかかわらず、株価が少し戻ってきていることに違和感を感じている人が多いのではないでしょうか。
 各国のGDPが何割も減少しそうなのに、株価は底値から半値戻しの水準まで戻っている。なぜか。
 最も大きな要因は、各国の中央銀行(日本の場合は日本銀行)が、危機対応策として市場への資金供給を本格化させていることが挙げられるでしょう。簡単に言えば、買い支えているわけです。
また、それと同時に、先物取引で「売り」から入っている人や、オプション取引で「プット」(売る権利)を買っている人が多いことも要因として挙げられると思います。先物やオプションの市場では、残高ベースを見ても、「売り」が優勢です。つまり、それだけ多くの投資家がこれから株価は下がると予想しているわけです。
しかし、残念ながらマーケットは多くの人が思う方向にはなかなか動かないものです。現在のマーケット環境からすると、実体経済の落ち込みが懸念されるとはいえ、目先的には下がりにくい状況が続きそうです。ただ、それがいつまで続くかは予想が難しいところです。
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