投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2020年3月13日
【3/13】第279回 新型コロナショック、投資家のとるべきスタンスとは



さて、前回まで新型コロナショックについての今後のシナリオを楽観的、中間的、悲観的、最悪と考えてみました。今後どうなっていくのかは正確に予測することは困難ですが、今回は、個人投資家の取るべきスタンスについて考えてみたいと思います。
 まず、個別株で短期売買をしている人にとっては、今回のボラティリティ(価格の変動幅)が大きくなっていること自体はチャンスでしょう。信用取引で空売りもできるなら、株価が上がろうが下がろうが、とにかく大きく動いてくれれば値幅取りが可能です。損切りを迷わずにできれば利益を確保することができるはずです。
 2月28日時点での個人的な相場観としては、オプション取引のプット(売る権利)の残高がコール(買う権利)の残高の2倍程度に膨らんできているので、そろそろ一時的な戻りがありそうな雰囲気です。3月第一週は多少戻るのではないでしょうか。今後の新たなニュースに注目しつつ、戻りの値幅を狙ってもいいように思います。そして、多少の戻りを確認し、また売りから入って下げの値幅取りを狙ってもいいでしょう。
 一方、投資信託などを含め、中長期的な視点でのポートフォリオ運用をしている人は、とにかくいまは様子見でいいと思います。特に積立投資をしている人は、今回の下げでまた安くなったところを買えるチャンスが来たくらいに思っていていいでしょう。日経平均株価で見る限り、中長期のトレンドが下降トレンドに転換したと判断できるのは、2万円を大きく割り込んできたときでしょう。NYダウは少し下降トレンドに入ったようにも見えるので、今後、日本の株式市場にもその流れが波及してくるかもしれないので、心の準備はしておくとよいでしょう。しかし、中長期的な視点で資産運用をしている人は、今後さらなる悪材料、それも、現時点では誰もが予想していなかった悪いニュースが出てこない限り、様子見でいいと思います。
 ポートフォリオ運用をしている人は、リバランスを考えたほうがいいのかどうかを迷っているかもしれませんが、リーマンショッククラスの下落(半年で40%強の下落)が起きるまでは、急いでリバランスをする必要はないでしょう。
 特に、中長期で個別株投資をしている人は、優良株を安く買えるチャンスがやってきているとも考えられます。今後の動向を注視しつつ、狙っていた銘柄のバーゲンセールが始まるのを待ちましょう。逆張りのスタンスなら、底値となるタイミングを狙って一回で買おうとするのではなく、底値近辺を何回かに分けて買うくらいが無難です。
今後は世界の株式市場でパニック的な売りが出始める可能性もゼロではありませんが、私たち個人投資家の取るべきスタンスの基本は、焦ることなく冷静に見守ることでしょう。 «前の記事
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