投資の前にコレだけは知っておこう
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公開日:2020年3月8日
【3/8】第278回 新型コロナショック、どこまで下がる?(その2)



前回のつづきです。新型コロナショックにかかわる悲観的なシナリオについてです。
 今後も感染拡大がなかなか止まらない状況が続き、さまざまなイベントの中止や延期が4月になっても継続する。東京オリンピック・パラリンピックの開催も困難になり、日本経済は大打撃を受けてしまうというシナリオです。世界的な株価の暴落が続き、世界的なリセッション(景気後退局面)となり、リーマンショック以来の調整局面を迎えてしまうことでしょう。
 リーマンショックのときの株価の下落率は、リーマン・ブラザーズが破綻を発表する直前の株価とその後の安値で計算すると、日米ともに40%強でした(日経平均株価とNYダウで計算)。底をつけるまでの期間は約半年。
リーマンショックと今回の新型コロナショックでは、原因も違いますし、経済への悪影響の及び方も違いますので、単純に比較することはできませんが、リーマンショック並みの調整局面を迎えるとするなら、株価は半値程度まで下がってもおかしくないと考えておくべきでしょう。
 東京オリンピック・パラリンピックが中止に追い込まれる状況はまったく想像したくないですが、可能性としてはゼロではありません。そのような事態にならないことを祈るばかりです。
 2月25日には、WHO(世界保健機関)が「今後起こりうるパンデミック(世界的流行)への準備段階に入るべきだ」という見解を公表しました。早急に新型コロナウイルスの蔓延を抑え込まないと大変なことになるという見通しなのでしょう。だからといって私たちが必要以上に不安になる必要はないでしょうが、見通しとしては明るさよりも暗さのほうが大きいと言える状況のようです。
 最悪のシナリオは、新型コロナウイルスの感染拡大が止められず、気温が上がっても新型肺炎の患者が増加し続け、死亡率も上がっていくような状況でしょう。そして、インフルエンザよりもはるかに恐ろしい感染症として、毎年のようにこれが繰り返される状況となることです。14世紀のペスト、16世紀の天然痘、19世紀のコレラ、20世紀のスペイン風邪などと匹敵するパンデミックになってしまうのが最悪のシナリオでしょう。そうなってしまうと世界経済の回復には相当の時間を要する事態になるはずです。
 現時点でそこまで想定するのは考えすぎだとは思いますが、楽観的シナリオ、中間的シナリオ、悲観的シナリオ、最悪のシナリオと、可能性があることについては想定しておくことで、冷静に対応できるのではないかと思います。次回、個人投資家の取るべきスタンスについてまとめます。 «前の記事
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